調教情報の分析は十分か?

調教情報の分析は十分か?

調教情報の分析は十分か?
調教情報について、十分に分析をすることです。

 

レース直前の競馬新聞や予想サイトからの買い目ばかりの断片的な情報で、
刹那的な競馬予想をするようでは、予想の技術が向上することは期待できません。

 

調教などのレース前の情報を収集する癖をつけることが、
競馬予想に、どれだけプラスになるか、はかりしれません。

 

調教に関する情報など、
平日にレースに関連する情報を、しっかり、収集する癖をつけましょう。
それが、競馬予想には、基礎です。

 

そして、
調教情報の分析結果をどのように競馬予想に役立ていくのか、
その馬券作戦に応じた情報の使い方があるはずです。

 

それを検討する上では、
以下の基礎的なことについて知らなければなりません。

 

・調教のコースはご存知ですか?
・「馬なり」とか、どういうこと?
・トラックマンのコメントを見逃すな?
・前走の調教と比較したか?
・騎乗者で勝負度合いの高さがわかるぞ!

 

では、じっくりと、ごらんください。

 

 

 

無料の競馬予想データベース【KLAN.jp】




 

 

 

 

調教のコースはご存知ですか?

調教のコースはご存知ですか?

 

・調教は、関西と関東に分かれています。

 

 関西は栗東(りっとう)、
 関東は美浦(みほ(「みうら」ではありません。))にあります。
 正式名には、栗東トレーニングセンター、美浦トレーニングセンターといいますが、
 トレセン(トレーニングセンターの略)、美浦のトレセンとかいわれます。

 

・コースは、坂路(はんろ)とか、ウッドチップ、ポリトラック、ダートがあります。

 

 坂路コースは馬場に傾斜をつけたコースです。
 栗東は、1985年、美浦には、1993年に設置されました。

 

 栗東の場合、全長1200m、坂路1085m(4ハロン)、高低差18m、ですから、
 競走馬の心肺機能向上、後肢の筋肉の発達には、平坦なコースより期待できます。
 怪我が心配されますが、ウッドチップ(後述)ですので、大丈夫です。

 

 メジロマックイーン、オグリキャップ、トウカイテイオー、
 ご存知、全部、関西馬でしょう?
 栗東の坂路コースが出来た時期と重なるのは偶然ではないでしょう。
 美浦では、これを受けてあわてて、坂路を作ったのはいいのですが、
 坂路3ハロンでした。現在は、4ハロンに延伸しております。

 

 ちなみに
 関西馬は、栗東トレーニングセンター所属
 関東馬は、美浦トレーニングセンター所属になります。

 

 ウッドチップとは、日本語では、木片、木くずのことです。
 ウッドチップ馬場は、この木片を敷き詰めた馬場です。
 やわらかくて、クッションがきいています。

 

 ウッドチップ馬場は、競馬場の芝コース上層部の芝と山砂、
 ダートコース上層部のクッション砂と山砂の役割を
 ウッドチップが担っています。
 ウッドチップ馬場には多くのすき間がありますので、馬が走ったとき、
 馬の蹄や骨に与える衝撃をやわらげる効果があります。

 

 日本では、ウッドチップ馬場は、1982年から使われています。

 

 ちなみに、ウッドチップの材料となる木は、スギとアカマツです。
 その理由は、次の通りです。
 排水性がよい、
 細かく砕けにくい、
 腐りにくい、
 安定して手に入れることができる。
 材質は、スギはやわらかく、アカマツは堅いので、
 混合比によって、クッション性も変わってきます。

 

競馬予想には、調教のコースを知っておくことは、基礎です。

 

 

 


単勝と複勝でいかに儲けるか?

「馬なり」とか、どういうこと?

「馬なり」とか、どういうこと?
・競馬新聞などの調教欄を見ると、
 主な調教イメージというか馬の状態が分かります。

 

 【馬なり】とは、
  馬の気分に任せて走らせることです。
  馬しだいですが、好タイムがでることもあります。
  馬の走る気持ちがわかります。
  普通は、タイムは期待していません。

 

 【強目】とは、
  たるんだ馬に気合を入れること。
  中には、こんな馬もいます。
  前走の成績が良かったとか、悪かったとか、関係ありません。

 

 【一杯に追う】
  本番では動物愛護協会から制約を受けていますが、
  ここは調教ですから、ムチを入れて(引っぱたいて)、思いっきり走れ!
  という調教です。さすがに、タイムは速いものです。
  馬からすれば、たまったもんじゃありません。

 

 【G前追う】
  追うというのは、ムチで引っぱたくという意味です。
  Gはゴールですから、ゴール前だけ、ムチを入れて本気で走れ!
  という調教です。最後の1F(1ハロン)だけ速いタイムがでます。

 

 【1F追う】
  1Fだけ、ムチを入れて走らせることです。

 

 【G前仕掛ける】
  馬に行けというサインを出す方法は、いろいろありますが、
  仕掛けるとはそういうことです。
  それをゴール前で行うということです。

 

競馬予想では、調教の状況を知ることは、基礎です。

 

 

 


単勝と複勝でいかに儲けるか?

 

トラックマンのコメントを見逃すな?

トラックマンのコメントを見逃すな?

 

調教というのは、
レース本番向けウォーミングアップ、
レースの前哨戦という面があり、 
馬は精神的にも、肉体的にも戦う準備ができます。

 

競馬新聞調教欄のトラックマンのコメントから、馬の仕上がり具合、つまり、
レースに向けての馬の精神面、肉体面の出来上がり具合をつかむことです。

 

トラックマンとは、トレセンに常駐して、現場の馬の状態とか、
現場の生の声を届けてくれる競馬記者です。

 

馬の走破タイムは自分でもストップウォッチで測定します。
現場の生の声は、調教師や騎乗予定の騎手などからコメントをいただきます。

 

このような取材は、トラックマンの腕の見せどころではありますが、
時間的な制約が大きく、
すべての馬について、同じレベルの取材はできません。

 

トラックマンの取材内容の濃い薄いを
競馬新聞の調教欄から読み取ることも技になります。

 

必然的に、購入する競馬新聞の数が増えるかもしれません。

 

しかし、全てのトラックマンの情報を整理し、分析できるか?
これは、時間に余裕のある人しか、できないでしょう。

 

レースを絞り、馬を絞るすべを磨くこと、
選択と集中といいますが、このわざを持つことは、
競馬予想には、基礎です。

 

 

 


単勝と複勝でいかに儲けるか?

 

 

 

前走の調教と比較したか?

前走の調教と比較したか?

 

前走の調教があれば、比較してください。
なぜか?

 

馬の調子がだんだん悪くなっているのか、良くなっているのか、
これをつかむためです。

 

つかまなければいけない、
主なポイントは、以下の通りです。

 

・調教コメント
・タイム
・動き

 

などです。

 

○調教コメント

 

調教師の述べる調教コメントは、期待もこめられており、
事実をあらわしていないこともありますので、
うのみにしてはいけませんが、一応、参考にしてください。

 

ただ、全ての調教師について、当てはまるかというと、
そうでもありません。

 

関西と関東の調教師で、コメントに傾向があります。

 

やっぱり、関西か!
と言いたくなりそうな、三味線、口三味線、
これには、気をつけてください。

 

相対的には、
関東の調教師のコメントの方が、参考になります。

 

もっと、個別に人別にコメントの傾向がありますが、
ここでは、差し控えます。

 

こういう情報が貴重なんですが、
なかなか、手に入りません。

 

なぜか、わかりますか?
株式の取引で、インサイダー取引は、犯罪になります。

 

レース直前の情報が同じ罪に近いし、
禁止されているのは、ご存知でしょう?

 

そういうことです。

 

 

○タイム

 

タイムは、調教タイムが競馬新聞などに掲載されますので、
これを参考にしてください。

 

どの馬も、調教時は、結構いいタイムを出すのです。
併せ馬でも、せいぜい、3頭くらいです。

 

レースと同じように、17頭で併せ馬などできません。
邪魔者もいないので、タイムはいいはずです。

 

レースも、タイムの数字そのもので行けるかというと、
そんなことはなく、一般的には、もっと遅くなります。

 

参考にするのは、前走の調教時と比べて、
このタイムでは、調子が落ちているのではないか、という点です。

 

○動き

 

調教のコース、馬場状態、調教のやり方などは、
前走とは違うので、単純比較はできません。

 

動きについては、競馬場のターフヴィジョンで、調教の動画の放映があります。
おまけに、参考レースの放映もあります。
競馬場に行くと、競馬予想に役立つ、さまざまな情報を得ることができます。

 

競馬予想では、前走の調教と比較することも、大切な要素になります。

 

 

 


単勝と複勝でいかに儲けるか?

 

騎乗者で勝負度合いの高さがわかるぞ!

騎乗者で勝負度合いの高さがわかるぞ!

 

これは、結構わかりやすく、単純なことです。

 

調教時、誰が乗るかによって、
調教師、厩舎は、本気で勝負する気があるのか、ないのか、
それが、分かります。

 

通常は、調教助手が騎乗します。
ところが、
レース本番で騎乗予定の騎手が乗る場合など、勝つ気満々です。

 

騎手が一日に騎乗する鞍数がどのくらいか、
ご存知ですか?

 

一日11鞍も騎乗する騎手もいます。
JRAでは、土日開催ですから、
2日間で、11鞍騎乗すると、へとへとになるはずです。

 

騎手は、結構体力があります。
腰を浮かせて、馬に負荷をかけないように、騎乗することは、
背筋など筋力トレーニングが欠かせません。

 

それにしても、
わざわざ、栗東か美浦のトレセンまで出向いて、
自分の騎乗予定の馬に騎乗するのですから、
騎手としても、勝つ気満々です。

 

調教が終わった木曜日くらいに、
調教師のコメントとともに、
騎乗した騎手のコメントが発表されますので、
これも参考にしてください。

 

競馬予想では、調教師、厩舎の勝負度合いを知ることも、基礎です。

 

 

 


単勝と複勝でいかに儲けるか?

 

 

穴馬決定理論2016年版


 
競馬馬の着順とは 馬柱を読む 血統を読む オッズを読む 相互リンク サイト案内