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スピード指数(Speed Figure)とは?

スピード指数(Speed Figure)とは?


これはWikipediaの定義を見ますと、
「競走馬の絶対能力を数字で表すことを目的として開発された指数」
と記載されています。


しかし、競馬予想に、スピード指数を使って、
百発百中で的中したなど、聞いたことがありません。


そういった意味では、まだまだ、開発途上である数字ですが、
JRA-VANにしろ、かなりの年数にわたり、競馬データが蓄積されてきていますから、
完全ではありませんが、だんだんと的中確率は向上していることでしょう。


いかに小額の資金で、一点買いで3連単を的中させるか、など、
夢のまた夢ですが、競馬予想の研究目標として設定するのは、面白いことです。


大川さんのパーフェクト予想ができるロボットなど売り出されると、
大騒ぎでしょうね?


ただ、1点買いの百発百中が100%実現できないとは、誰にも証明できていませんから。


可能性が全くないということが理論的に証明されてしまわない限り、
一生かけてチャレンジする、ライフワークとしてみたら、おもしろいことでしょう?


ちょっと世界が違うかもしれませんが、
解けないと言われていたフェルマーの定理ですら、
解けたのですから、夢は捨てないことです。


最近は相対性理論も素粒子論が登場してからは、
なんだか、怪しい雰囲気になりつつあります。


そうやって、定説が覆るのは、良いことであり、
人間の知恵の進化に限りがないことを、
帰納法的に証明しているように受け取って良いのではないか?
と楽観的にとっても、いいのではありませんか?


スピード指数の基本的な考え方は、
「全ての馬が同じ馬場状態の同じコースを同じ斤量で走ったと仮定して、
そのタイム(=スピード指数)を比較する」
というものです。


とはいえ、走破タイム、距離、斤量、コースの形、馬場状態、血統など、
予想のときチェックすべき項目はたくさんあります。


コンピュータがいくら発達したとはいえ、
これらを全てを一つのスピード指数で表現できるのかどうか、
これは人間が行う作業で、コンピュータにはできません。


だから、疑わしいものです。
スピード指数に関する疑問と言えば、ほかにも、いくつかあります。


走破タイムとはいえ、馬は周りのスピードに左右されますので、
ペースがハイペースとスローペースでは、かなり、タイムが違うはずです。
これをどのように補正するのでしょうか?


また、馬の成長曲線が馬によってずいぶん違います。
早熟の馬、晩成の馬、それぞれ、何を持って補正するのでしょうか?
サイレンススズカ、
この馬には、たぶんスピード指数を使っても、おそらく、的中しなかったでしょう。


2歳の新馬戦、未出走の馬は実績がありません。
これはどうするのでしょうか?


馬は生き物です。
毎日、調子が変わります。


これを毎日取り込んで、反映することはできないでしょう?


ある程度の過去の実績を踏まえた固有範囲に入りうる条件でしか、
スピード指数は信用できません。
それが限界です。


それ以上は、使う人が、パドックや返し馬の状態を見て、
直近の最新の状態を判断して、
スピード指数の調整をするしかないのではないでしょうか?


インターネットがはやりですので、近未来というか、やる気になれば、
その内、オンラインでパドックや返し馬の状況を反映した
スピード指数がライブカメラの映像とともに、
自分好みの競馬予想家のコメントが届くようなことができるかもしれませんが、
まだ実現するには、ほど遠い世界です。


指数には、簡単に扱えるという魅力がありますが、
その根拠は、このサイトで紹介した不可欠のいろんな要素がベースになります。

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