枠順の有利不利はどんなときか?
枠順の有利不利はどんなときか?
たとえば、以下のポイントを、予想のとき、どのように考慮しますか?
○距離に差あり、内枠と外枠では、どのくらい距離が違うのでしょうか?
馬体、馬の横幅を1mとすると、18頭の場合、1枠と8枠では、18mの間隔があるはずです。
そのままの形でゴールまで同じ形ではなく、1コーナーを回るくらいまでには、馬の群れは縦に並んでいます。
仮に、1コーナーまでを200mとすると、
18番の馬がまっすぐ斜めに走って、1コーナーに突っ込んだとすると、
三角形の1辺になりますので、0.8mくらいの差になります。
たいした差ではありません。
しかし、進路妨害をしないように走ると、まっすぐ斜めに走るわけにはいきません。
だから、距離の差という意味では、内枠と外枠では、かなりの差となります。
これは、競馬予想では、考慮すべき基礎です。
○進路妨害は失格のおそれがありますが、おそれていては勝つことはできません。
時速60km〜70kmで走る馬が、せりあいながら、走りますので、
自分が車で、せりあって走ることを考えてみたらよいでしょう。
ときには、馬体がぶつかることもあるとのことです。
こわいですね。
外枠の馬は、有利な位置を確保するために、内側に切り込んでいかなければ、なりません。
無理に、突っ込むと、進路妨害となりますので、
他の馬の進路を邪魔しないように、内側に寄せなければなりません。
ゴール前200mでも、他の馬より先にゴールするために、
進路妨害をしないようにしながら、
空いている位置を狙って突っ込む必要があります。
最近では、NHKマイルCで、ゴール前200mのところで、
岩田騎手騎乗のマウントシャスタが突然斜行したため、
後藤騎手騎乗のスゲルスダチは、落馬競走中止となりました。
マウントシャスタは進路妨害で失格になりました。
余談ですが、シゲルスダチは、
後藤騎手を大丈夫か、と気遣ってみていたそぶりをみせたことが話題になりました。
後日、岩田騎手はこのことに責任を感じていたのでしょう。
次のレース白百合Sにマウントシャスタで出走し1着になりました。
競馬にはドラマがあります。
馬には、言葉は通じません。
突然、斜行することもあり、進路妨害をするかもしれません。
しかし、どのレースにおいても、
スタート直後の位置取り、
ゴール前の競り合い、
進路妨害すれすれで、走っています。
競馬予想では、基礎ではありませんが、
こういうこともあるということを知っておく必要があります。
○内枠か外枠かで有利な脚質があります。
それは、逃げ馬、先行馬です。
逃げ馬とは、スタート直後に先頭を走る馬です。この馬で、レースの流れが決まります。
そのまま1着でゴールすることを「逃げ切る」と言います。
サイレンススズカという馬がいました。
武豊さんが、この馬の能力を見出し、
「この馬はおさえない競馬が向いています」
と橋田調教師に進言し、それからです。
すべてのコーナー1着で通過し、ゴールも1着というレースを連続しました。
最後、東京競馬場、天皇賞・秋、4コーナー手前で骨折!
これが最後でした。
逃げ馬が1番か18番か、これは大きな違いですので、
競馬予想では、必ず、考慮すべき基礎です。
なお、先行馬とは、逃げ馬のあと、2〜5番手の位置につける馬です。
先行してゴール前で抜け出す、これが勝ちパターンになります。
○もまれ弱い馬の場合は外枠が有利と言えるでしょうか?
その通りです。
外枠は、距離的に不利になりますが、
せりあったり、もまれるのが、嫌いな馬には、精神面の消耗が少ないものです。
人間と同じです。
○馬場の荒れ具合を注意してください。たとえば、内柵に注目してください。
開催初日と最終日(8日目)の馬場状態は、大きく違います。
8日目ともなると、芝は荒れ放題です。
芝を保護するために、
内柵を移動します。
新型コロナウィルス第2波でしょうが、いざ巣ごもりの準備はOKですよね?
でも、新型コロナウィルスの収まるころには、どこか、旅行に、行きたいですよね?
遊び方などこちらにまとめてみました。
■PR■競馬大予言 2020年3月号(20年春GIトライアル号) [雑誌]
私は、この本がKindle版なら、無料で読めるなんて、初めて知りました。
Kindle版を読むには、Kindle unlimitedへの登録が必要です。
Amazonから「Kindle Unlimited では、このタイトルを含む200万冊以上の本をお楽しみいただけます。」とのことです。
枠順の有利不利はどんなときか?関連ページ
- 馬の得意なコースと不得意なコース
- コース適性を読むときのポイント:馬の得意なコースと不得意なコースです。
- 競馬場はコースに特徴があるって?
- コース適性を読むときのポイント:競馬場はコースに特徴があります。
- 競馬場のコースの特徴を知ることが不可欠
- コース適性を読むときのポイント:競馬場のコースの特徴を知ることが不可欠
- 馬場状態がどうか?
- コース適性を読むときのポイント:馬場状態がどうか?
- 内柵が移動していないか?
- コース適性を読むときのポイント:内柵が移動していないか?